| 参議院議員/弘友和夫 |
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進む全国一のエコタウン事業
世界の“環境首都”めざす北九州市 |
![]() ▲エコタウンの蛍光管リサイクル工場を視察する公明党北九州市議団ら=9日 |
世界の“環境首都”をめざし、着実に前進を続ける北九州市。かつて“公害の街”として知られていた同市は、公明党市議団などの推進で生まれ変わった。「北九州エコタウン」は、その中核をなす事業で、全国一の規模と事業内容を誇り、わが国環境産業の模範となっている。 産学官が一体となってモノづくりの技術集積など武器に 教育・実証研究・事業化の3点セット 「ゼロ・エミッション」(廃棄物排出ゼロ)を目標に、資源循環型社会の構築をめざす上で中核となるのが「北九州エコタウン事業」だ。1997年7月、全国に先駆けて通産省(当時)から「エコタウン事業」の承認を受け、若松区響灘東部地区で事業をスタートさせた。 |
| 同市には公害克服の歴史とモノづくりの街としての産業技術の蓄積がある。さらに響灘埋め立て地という広大な土地があり、産業の集積には最適。最終処分場としての機能も十分で、港湾も充実している。02年5月、国土交通省から「総合静脈物流拠点港」(リサイクルポート)の指定も受けた。これらを武器に、従来の素材型産業に代わる新産業として環境産業に目を付けた同市の慧眼は着実に実を結びつつある。 「北九州方式」といわれる環境産業振興の戦略は、産学官が一体となって進める教育・基礎研究、技術開発・実証研究、事業化の3点セット。エコタウンは、大きく分けて実証研究エリア(約16ヘクタール)と、総合環境コンビナート(約19ヘクタール)からなり、近くに北九州学術研究都市も控えている。 実証研究エリアでは、水中ダイオキシン処理、埋め立て再生システムなどの廃棄物処理技術研究(福岡大学資源循環・環境制御システム研究所)、食品ごみのバイオマスプラスチック化、飛灰の無害化処理、おから等の食品化、食品ごみの乳酸化研究などが進められている。04年7月には新日鐵北九州環境技術センターも開所し、動脈産業プロセスを活用したリサイクル開発などに取り組む。 総合環境コンビナートでは、ペットボトルやOA機器、家電、蛍光管、医療器具、建設混合廃棄物、パチンコ台、廃木材・廃プラスチックなどのリサイクル事業を展開。響リサイクル団地には、自動車解体業者7社が集団移転した全国初の自動車リサイクルゾーンがあり、フロンティアゾーンでは、地元中小・ベンチャー企業が食用油、空き缶リサイクルなどに精力的に取り組んでいる。文字通り、質・量・規模とも全国一のエコタウン事業が展開されている。 視察、見学者も多く、海外含め1万408団体、33万9351人(98〜2003年度)が訪れた。04年10月には、国からエコタウンの対象地域を響灘東部地区から市内全域に広げる申請が承認され、世界の“環境首都”創造に向けた挑戦は着実に進んでいる。 |
| PCB(ポリ塩化ビフェニール)処理施設も開業 12月18日、開業式が行われたPCB(ポリ塩化ビフェニール)廃棄物処理事業は、北九州エコタウンに新しい1ページを加えた。 68年のカネミ油症事件を契機に製造が禁止され、保管を余儀なくされてきたPCB。01年、「PCB廃棄物処理特別措置法」が制定され、16年7月15日までに処理完了が義務付けられた。このため全国5カ所に広域処理施設を設置することになったが、真っ先に手を挙げたのは北九州市だった。最適地として響灘に面したエコタウン内の設置が決まった。 |
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| 「不安がなかったわけではない」と末吉興一市長。安全性の確保、情報公開、責任の所在と役割分担など条件をつけ、受け入れを決めた。カネミ油症発症の地であり、環境首都をめざす同市ゆえの選択。この日、開業式に出席した公明党の弘友和夫参院議員(元環境副大臣)は、同市の英断を評価し、岡山県以西の九州、四国、中国17県のPCB処理に期待を寄せた。 |
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公明、公害克服に挑戦 党員らも環境ボランティアで活躍 60年代、北九州市は、深刻な公害に悩まされていた。工業地帯に面した洞海湾は大腸菌もすめない“死の海”と呼ばれ、ばい煙が大空を覆い、市民は呼吸器系疾患に長い間苦しんでいた。 |
| 公害調査団を真っ先に派遣し、同市の公害克服に取り組んだのは公明党だった。国会議員が洞海湾に潜水し、ヘドロに覆われた“視界ゼロ”の現状を確認したのは語り草。市議会でも、公明党市議団が先陣を切り大気汚染や水質汚濁問題を取り上げ、市に対応を迫った。この時期、国でも公害関連法が整備され、監視の目が厳しくなった。企業は改善を進め、市は公共下水道整備に取り組んだ。その結果、大気汚染はなくなり、国から「星空の街」に選定されるまでに。紫川など市内の河川は清流を取り戻した。 90年、同市は、地球環境保全に貢献した人や団体に贈られる「グローバル500賞」をはじめ、国連から3度にわたって表彰され、02年の国連「持続可能な開発に関する世界首脳会議」では、先進的な環境改善を進める手本として公式文書で紹介された。 一方、市民の意識啓発も進んだ。公明党の女性党員が中心となった環境ボランティア「地球温暖化を考える北九州市民の会」(秋枝博子代表)の活動は特筆できる。97年11月の結成いらい、環境家計簿作成運動に取り組み、市主催のコンテストが開催されるまでに。環境ミュージアムを拠点にリサイクルキャンペーンにも取り組み、03年11月、同市の第1回環境賞の「奨励賞」に輝いた。 |
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